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藤井勉先生儀。平成29年9月12日永眠されました。ここに謹んで哀悼の意を表する共に心よりご冥福をお祈りいたします。合掌

2015年 ギャラリートークにて・・   藤井先生の心温まるスピーチです。
40何年、絵だけを描いてこられたのは、ひとえに皆さんのお蔭だと思っているので、何か楽しい思い出を持って帰ってもらいたいです。
何も知らないことが私の武器でした。何か知っていれば、絵描きになろうなどと大それたことを考えなかったと思います。私は信号を見れなかった。
田舎から出てくるときの一番の悩みは、都会に行けば信号があるらしいと。さあ困った。教えてくれたのは奥さんでした。それほどものを知らなかっ
たから、続けてこれたのかなと思っています。 情景を描きたい。名詞ではなくて、例えばこぶしの花も、こぶしそのものではなくて、咲いている春
の摂氏15度の空気、そういう形容詞で語れるものを描いたいです。白樺も、朝もやに包まれた天も地も溶け込むような、その中に白樺がある、そう
いうふうに描きたいと思っています。固有名詞で語られるものを、そっくりに描くために絵を描いてるのではないので、冷たさとか温かさ、風とかそ
ういうふうなものを描ければいいと思って描いています。 私は、人にとって一番大事なのは優しさだと思っています。人は他人に威張るものではな
いと思っているので、奥さんに威張ったりする旦那さんとか、そういうのは大嫌い。 他人に対しての優しさが価値のあるもので、優しさはある程度
強くないと発揮できない、弱さの裏返しのいい人というレベルでなく、優しいことが大事だと思っています。 実は、子供になりたいと思っているん
ですよ。風の匂いで明日の天気が分かるとかね。 昔の人は船で、星空を見て目的地に行ったというから。今は文明が発達して色んなものを手に入れ
て、人間が本来持っている能力をどんどん失っていると思います。私は徒手空拳で、皆さんの優しさで生きてこられたので、人間に備わったものだけ
で色んなことが分かる人になたいな、と。 若いころ、奥さんに言われたことがあります。人間に普遍的にあるものは悲しみだと。 その悲しみを、
野の花の葉一枚一枚を見て、それを感じられる絵を描きなさい、と。 悲しみの形は、生まれてやがて死んでいく中で、生物としていまを過ごしてい
るものには、やがて亡くなるから悲しいのではなくて、言葉に言えないような悲しみだけは人間に共通なんだよ、と。だからそういうものを描ける人
になりなさいと、言われたことがあります。私はそのころは訳が分からなかった。何言ってるんだろうな、この人は、という位でした。けれども私も
年を取って、彼女の言葉が理解できてきたのかな、と思います。   藤井勉

磯部 光太郎Koutarou Isobe

鎌倉のアトリエに植物を植え、そこに集まる虫たちを取材し、描いています。
日本では、里山が理想的なビオトープだと思います。

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永吉 秀司Hideshi Nagayoshi

心にじんとくる懐かしさ・・・・・。わすれかけていたけど忘れちゃいけない、目にした時にふと心が温まる懐かしさを日本画で丁寧に描きます。

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アート横濱からのご案内

ポストカード800円(税込・送料込)

5枚セット。

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一筆箋500円(税込・送料込)

各2枚 計20枚 表紙1枚 合計21枚
18,7㎝×8,0㎝

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北の空と大地の間¥1300円(送料・税込)

*数に限りがございます

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